終活とは?最高の人生を送るための必要な全知識

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「終活って、最近よく聞くけど、そもそも何なの?」「終活って具体的に何をするの?」など、話題の終活がどんなものなのか気になっていませんか。

終活とは簡単に言うと、自分の死と向き合い、その前後を計画することです。

具体例として、人生の最期に備えて葬儀や相続の希望について書き留めておく、「エンディングノート」などがあります。

このページでは、終活アドバイザーとして100人以上の終活をサポートしてきた私が、終活とは何かについて、7つのポイントからご紹介いたします。

  1. 終活とは何か?
  2. 終活の目的
  3. 終活のメリット3選
  4. 終活の種類8選
  5. 終活を始めるべき年齢は?
  6. 終活を行う前に知っておくべき2つの注意点
  7. 終活のファーストステップにおすすめサービス5選

全て読めば、終活とは何かについてわかるのでぜひご覧ください。

1.終活とは何か?

まずは結論から、終活とは自分の死と向き合い、その前後を計画する活動です。

具体的には、人生の後半に訪れる、相続や保険、お墓や葬儀に焦点を当て、個人や家族単位で準備することです。

1-1.終活が生まれた背景

終活という言葉は、2009年に「週刊朝日」で取り上げられ、生まれました。その3年後にユーキャン「ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートされ、近年、認知度が増えてきています。

今までは、生きている間に、自分自身や家族の最期について考えることがタブーとされてきました。しかし、高齢化や単身世帯の増加により、早期から自分や家族の最期について考えることが重要になってきています。

1-2.まとめ

終活とは、現代の高齢化や孤立世帯といった社会的な背景から生まれたもので、自分の最期と向き合うことによって、自分自身の人生をより良いものにすることができる活動です。

2.終活の2つの目的

主に終活は以下の2つの目的があります。

  • 自分の最期と向き合い整理し、不安を取り除くため
  • 自分の考えや想いを周囲の人に伝えるため

これら2つに共通していることは、目的を通して、自分自身がこれからの自分に対して向き合い、自分自身や周囲の人の不安を取り除くことにあります。

2-1.自分の最期と向き合い整理し、不安を取り除くため

終活の目的は、自分の最期と向き合い整理し不安を取り除くことです。

エンディングノートなどの終活を通して、人生を振り返り、自分の健康状態や余生について考え、残りの期間にできること、できないことを整理します。

また「死」について向き合うことで、人生の最期をより良くするために必要なもの、不必要な物の取捨選択や、準備しておかなければいけないことを棚卸しして、終末期に対する不安を取り除くことができます。

2-2.自分の考えや想いを周囲の人に伝えるため

2つ目の目的は、自身が最期を迎える前後で、家族や周囲の人々に、自分の考えや想いを伝えることです。

終活は自分自身のためだけに行うものではありません。家族やお世話になった人に対して、最期を迎えるための準備をすることでもあります。

もしもの時に、本人、そして家族や周囲の人々が納得のいく決断をするためにも、自分の考えや想いを周囲の人々に伝えておく必要があります。

では、具体的に終活をすることによって、どのようなメリットがあるのでしょうか?

3.終活のメリット3選

具体的に、終活のメリットは以下の3つです。

  • 家族の負担を減らすことができる
  • 人生の最期の時に後悔しなくて済む
  • 死後のトラブルを回避することができる

終末期や死後は、トラブルが起こる可能性があります。終活をやっておくことによってこれらのトラブルを回避することができます。

3-1.家族の負担を減らすことができる

終末期や突然の死などのトラブルが起きた際に、家族と自分の希望を共有できていない場合、家族に混乱や動揺が生じ、大きな負担をかけてしまいます。

事前に終活を行うことによって、自分の意思を家族に残し、葬儀の準備や遺産の整理をスムーズに行うことができます。

3-2.人生の最期の時に後悔しなくて済む

終末医療の専門家である大津秀一さんの著書、『死ぬときに後悔すること25』は、1000人を超える患者さんから聞いた、人生でやり残したことを一冊にまとめた本です。

具体的にやり残したこととして以下のことがあります。

  • 「遺産をどうするか決めなかったこと」
  • 「自分の葬儀を考えなかったこと」
  • 「行きたい場所に旅行しなかったこと」
  • 「愛する人に『ありがとう』と伝えなかったこと」

多くの人が自分の最期や、やりたいことができなかったことについて後悔しています。

終活をすることによって、自分の意思を家族に伝え、人生の後半のライフプランを立て直すきっかけになります。

つまり、終活をすることによって、人生の最期に後悔することを防ぐことができます。

3-3.死後のトラブルを回避することができる

葬儀やお墓を建てる時、相続を行う際にはトラブルがつきものです。

特に相続には、トラブルが多く、その後の人間関係を壊してしまうきっかけにもなってしまいます。

事例としては以下のようなものがあります。

口コミ・評判

Aさん(60歳)
「ウチは、2人の子供が相続人になるから平等に1/2ずつ相続するなら 別に問題ない。遺言書など作らなくても大丈夫だろう。」 亡くなったBさんは、生前そう思っていました。しかし、実際に遺産分割に直面すると、そう簡単にはいきませんでした。遺産分割について話し合いでどうしてもまとまらず、家庭裁判所で調停を行うことに なりました。その時に相続人である2人の子供の間に溝ができてしまい、その後連絡を取り合うことも無くなり、 今では全く疎遠になってしまったのです・・・。

おおま行政書士事務所」より

遺言状などの終活を行い、本人と家族との認識を擦り合わせることによってこのようなトラブルを事前に回避することができます。

それでは、具体的に終活とはどのようなことをするのでしょうか?次章では、終活の種類とその方法について解説します。

4.終活の種類8選

終活の種類は大きく分けて8つあります。

  1. エンディングノート
  2. 生前整理
  3. セカンドライフ設計
  4. 介護
  5. 遺言書
  6. 葬儀
  7. お墓
  8. 相続

それぞれ特徴があるので、紹介します。

4-1.エンディングノート

エンディングノートとは、現在から~最期までのライフステージで、いつ、どこで何をするのか、最期はどうするのかなどの計画や、生まれてから現在までのライフイベントを具体的に記すものです。

遺言書のような法的拘束力もなく、遺書のように、死を前提に書かれるようなものでもありません。そのため、気軽に取り組めます。

目的

目的は大きく分けて2つあります。

1つ目は自分の歴史を振り返ることです。

これからの人生をどう生きるのかについて考えるきっかけにもなります。

また、家族に伝えなければいけないことや、遺しておかなければいけないことが明確になります。

2つ目は終末期や死後の手続きに必要な延命治療、葬儀などの情報を書き残しておくことで、生前中に自分の想いや考えを伝えられなかった場合に、家族に自分の意志を伝えることです。

突然の死や、認知症で判断能力がなくなってしまったときに、自分の考えを、エンディングノートを通して、伝えることができます。

書き方の例

※「コクヨ」より

4-2.生前整理

生前整理とは、生きている間に自分自身の死後を考えて、回りのものや、財産の整理を行うことです。

目的

生前整理の目的は遺産整理の負担を軽減するためです。亡くなった際に、あなたの財産を処分するのは、残された家族や友人などになります。

その際に、彼らが困らないように財産がどれくらいあるのかや、どのようにして処理してほしいのかを明確にすることによって、遺産整理の負担を軽くすることができます。

種類

生前整理の種類は以下の3つです。

  • 持ち物の整理
  • 財産の整理
  • デジタル遺品の整理
・持ち物の整理

まず、生前整理は家の片付けから始まります。自分にとって本当に必要なものと不必要なものは何かを考えながら整理することがとても重要です。

不用品が出てきたら、各々の処分方法に従い、適切に処分をしましょう。また、持ち物の整理の際には、片付け~不用品の買取・処分までを一貫して行ってもらえる、生前整理の業者に依頼するのがおすすめです。

・財産の整理

まず、やることは財産のリストを作成することです。

記録しておく財産は大きく分けてプラスとマイナスの財産に分かれます。なぜなら、相続においてマイナスの財産も相続の対象となるからです。

それに付随して、重要書類や所在、金額などを記録しておくと、相続の際にスムーズになります。

・デジタル遺品の整理

近年では、パスワードや、スマホ・パソコンに保存されたデータといったデジタル遺品というものも出てきています。

SNSのアカウントやクレジットカードの情報などは、そのまま放置していると、悪用されてしまう可能性も少なからずあります。

そのため、事前に整理しておくことが大切です。

4-3.セカンドライフ設計

セカンドライフとは定年後の人生のことです。「人生100年時代」と呼ばれるようになり、定年を迎える60もしくは65歳からの35~40年を充実したものにするために、定年後の第二の人生に関心が高まってきています。

種類

具体的にセカンドライフは以下のようなものがあります。

  • 健康
  • スポーツ
  • フィットネスクラブ
  • 趣味
  • 旅行
  • ペット
  • お金
  • 資産運用
  • 保険

ここではセカンドライフの具体例を紹介します。

口コミ・評判

シニアサーフィンのために移住のAさん(66歳)
老後のスポーツとしては、ウォーキングや登山や釣りなどを思い浮かべる人も多いでしょうが、最近密かに注目を集めているのが「サーフィン」です。66歳になるAさんは元々は市役所勤め。二人の子供も独立していることから、定年退職を機に湘南へ移住しました。その目的は、大好きなサーフィンに熱中するため。20代、30代の頃は海に通っていましたが、子供が大きくなるにしたがって徐々に足が遠のいていました。50歳を超えた頃から徐々に老後の生活について考え始め、セカンドライフはサーフィンに費やすと決意。今では奥様も触発され、夫婦二人で楽しんでいます。

レオパレス21」より

定年後の人生の中で、自分の趣味ややりたいことを見つけ、追い求めていくことによって、今後の人生の目標や生きがいを持ちより良い生活を送ることにもつながります。

4-4.介護

終活における介護とは、「介護が必要になった際にどうするか」を本人と家族の間で決めることです。

特に決めなければいけないことは以下の3つです。

  • 誰が世話をするのか
  • 自宅で介護するのか、それとも施設で介護してもらうのか
  • 介護にどれくらいの費用がかけられるか

もし、介護が必要になった場合、あなたは介護をしてもらう立場になります。

そのため、自分の考えを整理した上で、希望を家族に伝えましょう。

また、家族側は介護をする立場になります。自宅介護でも施設介護でも、人に任せるのでなく、本人の意思を尊重しながら、家族全員で考える必要があります。

それらを家族内ですり合わせたうえで、万が一のために対策を立てておくことが重要です。

4-5.遺言書

遺言書とは、残された相続人が遺産相続でトラブルが起きないように、亡くなった方が自分の意向を書面に残したものです。

遺言を残すことによって、  法的効力を保ちつつ、相続する人や相続人ごとの財産の割合を決めることができます。

種類

遺言書には3つの種類があります。

  • 自筆証書遺言:遺言者自身が遺言書を作成するもの
  • 公正証書遺言:公証役場の公証人が法律の規定どおりに作成するもの
  • 秘密証書遺言:遺言者自身が公証役場で作成し、誰にも内容が開示されないもの

ここで注意していただきたいのが、法的効力がある遺言書でないと、遺言書として役割を果たすことができません。

特に自筆証書遺言では、条件を満たしていない項目があった場合や、内容が改ざんされていた場合、法的効力が無効になります。

なので、遺言書の中でも、安心かつ確実に遺言書を作成できる公証証書遺言がおすすめです。

詳しい遺言書の書き方については「もう迷わない!種類別遺書・遺言書の書き方と全知識」で紹介しています。

4-6.葬儀

終活の中でも、準備をする方が多いのが葬儀です。

エンディングノートにも、葬儀について書き込めるページがあり、また葬儀会社が主催している相談会に足を運ぶ方も増えてきました。

そんな葬儀ですが、必要な準備は以下の4つです。

  • 喪主を決めておく
  • 葬儀の形式を決める
  • 遺影写真の撮影する
  • 生前に葬儀社との契約する

・喪主を決めておく

喪主とは、家族や親族の中で葬儀の取りまとめを行う人です。

一般的には、故人の配偶者が喪主になることが多いですが、自分の希望と、家族の意見をすり合わせながら、誰に葬儀の進行を任せるか決めておきましょう。

・葬儀の形式を決める

核家族化や少子高齢化の影響により、葬儀の形が多様化しており、様々なスタイルの葬儀の形式があります。

主に葬儀の種類として以下のようなものがあります。

  • 一般葬
  • 家族葬
  • 自由葬
  • 樹木葬
  • 海洋葬
  • 宇宙葬
  • 散骨
  • オンライン葬

それぞれの葬儀で規模が異なり、費用も違ってきます。本人と家族の希望や予算と合わせて、どのような葬儀のスタイルにするのか決めておきましょう。

・遺影写真の撮影

遺影写真は事前に遺影用の写真をスタジオや写真館で、撮影することができます。一般的に、遺影写真を準備しないと、今まで撮った写真から遺影写真を探します。

実際、家族の方が遺影用の写真を探しても、なかなか移りの良い写真を見つけられない場合が多いです。

そのため、事前に遺影写真を撮影すれば、家族も困らずに、自分の使ってほしい写真を用意することができます。

・生前に葬儀社と契約しておく

事前に葬儀社と契約をしていると葬儀にかかる費用を事前に把握しておくことができます。また、葬儀社によっては、生前に契約しておくことによって特別価格で契約できる場合もあるので、お得です。

また、支払いのタイミングを葬儀の前後、どちらにするかを決めることができます。なので生前に葬儀代を払い、家族への経済的負担を軽減することができます。

 

※生前の契約と一緒に葬儀信託も検討しておこう

葬儀信託とは、葬儀の費用を銀行などに信託財産として預けておくものです。葬儀が行われるタイミングで、預けた信託会社から費用が支払われます。

これをおこなうことによって、葬儀社が倒産した場合も、信託会社が保証をするのでお金が戻ってきます。

4-7.お墓

ほとんどの人にとって、お墓は一生に一度の買い物です。

そのため、生前の段階から、情報を集め、納得のいくようなお墓を選ぶ必要があります。

選ぶ際のポイントとしては以下の4つです。

  • 種類
  • アクセス
  • 費用
  • 管理状況

・種類

近年、お墓も多様化しており、一口にお墓といって様々な種類があります。

主なお墓の種類は以下が挙げられます。

  • 一般墓
  • 樹木葬
  • 納骨堂
  • 自動搬送式納骨堂
  • 永代供養墓・合祀墓

それぞれのタイプによって規模が異なり、費用も違ってきます。本人と家族の希望や予算、自分のお墓を継ぐ継承者の有無に合わせて、どのようなお墓のスタイルにするか決めておきましょう。

・アクセス

お墓は定期的にお墓参りやお墓の掃除をする必要があります。

そのため、自分のお墓がどこに位置しているのかがとても重要になります。

お墓周辺の交通環境について、よく調べた上でアクセスのしやすいお墓を決めましょう。

・費用

お墓を建てる際に平均で、120~175万円かかります。

そのかかる費用は主に

  • 永代使用料:お墓を建てる区画を使用する使用料
  • 管理料:お墓を管理するための費用
  • 墓石代:お墓の石材や工事代金などの費用

の3つです。お墓を購入する際に、それぞれの費用を確認したうえで、購入することをおすすめします。

管理状況

管理状況を確認するポイントは以下の3つです。

  • お墓の管理員が常駐しているか
  • しっかりと清掃されているか
  • 墓地の周りにごみなどが落ちていないか

上記の通り、お墓の価格にはお墓の管理費が含まれています。

このお金が適切に使われ管理されているかを確認するためにも、お墓や霊園の管理がしっかりとされているか確認しておきましょう。

詳しい墓石の選び方は、「失敗しない墓石の選び方|終活初心者にも分かるおすすめの石材店」、全国の石材店の比較を「墓石の価格を徹底比較|終活初心者にも分かるおすすめの石材店3選」で紹介しています。

4-8.相続

終活における相続は、相続の準備を行うことです。

それによって、相続をめぐるトラブルの防止や、スムーズに相続の処理を行うことができます。

特に準備しておかなければいけないことは以下の3つです。

  • 相続について理解する
  • 家族と相続について話し合う
  • 節税対策を行う

・相続について理解する

相続は、相続法に基づいて行われます。先述したどのような遺言書に法的効力があるのか、相続人の対象はどのような人なのかなど、事前に知識を入れておくだけでも、相続のトラブルを防ぐことができます。

・家族と相続について話し合う

家族と相続について話し合う際に最低限、以下の2つについて話しておくようにしましょう。

  • 遺産の情報を共有する
  • 法定相続人(遺産を相続することのできる資格を持つ人)を決める

遺産がどのくらいあるのか、相続することができる資格のある人は、親族だと誰と誰に当たるのかなど基本的な情報を話し合っておく必要があります。

なぜなら、相続のトラブルが起きる大きな原因は、家族とのコミュニケーション不足だからです。そのため元気なうちから相続について話し合っておくことがトラブル防止に役立ちます。

・節税対策をする

相続の準備として相続税の節税対策が挙げられます。その節税対策の1つとして生前贈与があります。生前に家族などに贈与を行い、遺産の総額を減らしておくことです。

相続時の贈与には、様々な非課税制度があり、これらをうまく活用して相続時の遺産を減らしておけば、相続税をゼロにすることも可能になります。

1つの例として、暦年課税制度があります。この制度では、年間で110万円までの贈与であれば税金がかかりません。この制度を使って遺産を減らし、節税対策をすることができます(相続が発生した年から過去3年以内の生前贈与は無効となります)。

詳しい相続の手続きについては「正しい相続手続きのやり方|失敗しないための5ステップをプロが解説」、相続税の計算方法と節税対策は「相続税はいくらからかかるの?計算方法と6つの節税対策」でご紹介しています。

では、終活を始める年齢は何歳くらいが良いのでしょうか?

5.終活を始めるべき年齢は?

結論から言うと具体的に終活を始めるのに適切な年齢はないです。

しかし、若い段階、特に判断能力や身体能力が衰える前に始めるのが良いです。その理由は以下の2つです。

  • 能力が衰えてしまうと適切な判断ができなくなってしまうから
  • 若い段階であれば終活の費用を準備することができるから

それぞれ紹介します。

5-1.能力が衰えてしまうと適切な判断ができなくなってしまうから

記憶や判断能力が衰えてくると、相続や生前整理など、大切な情報を取り扱う際の判断が適切に行えなくなる可能性があります。

ですから、体が元気なうちに終活を始めましょう。

5-2.若い段階であれば終活の費用を準備することができるから

終活では、葬儀やお墓、介護など、お金のかかるイベントが多いです。また、金融庁が報告書で出している通り、老後を迎えた時に1300~2000万円ほど不足する可能性があります。

なので、若いころから終活をすることによって、老後や人生の最期に備えていくらお金が必要になるのかを把握して、お金を準備することできます。

具体的な費用の集め方は「【2020年最新】つみたてNISA(積み立てNISA)おすすめ商品ランキング」で紹介しています。

そのため、終活について興味を持った瞬間から終活を始めるのがベストです。

6.終活を行う前に知っておくべき2つの注意点

しかし、終活を行う前に知っておいていただきたい注意点が2つあります。

  • 家族や信頼できる人と一緒に行う
  • 詐欺などに騙されないようにする

この2つに注意して終活を行ってください。

6-1.家族や信頼できる人と一緒に行う

終活は先述の通り、自分だけのためのものではありません。家族や周囲の人々のためのものでもあります。

一緒に行わなかったために、葬儀の内容でのズレや、墓石の二重購入なども発生しています。そのため、一人では行わず、家族や周囲の信頼できる人と一緒に相談しながら終活を進めましょう。

6-2.詐欺などに騙されないようにする

近年の終活ブームに伴い、終活関連の詐欺が増えてきています。本人は簡素な葬儀を頼んだのにも関わらず、家族に対して実際よりも高い葬儀代を請求されたという事例もあります。

不自然なことや分からないことがあった場合、第三者や家族に相談しましょう。

以上の、終活を行う上での注意点に気を付けて、終活を進めてください。

次に、終活の第一歩としておすすめのサービスを紹介いたします。

7.終活のファーストステップにおすすめサービス5選

上記で述べた、終活のやり方をまとめると以下のようになりました。

評価はあくまで参考ですが、終活のファーストステップとして以下の2つがおすすめです。

  • 生前整理
  • エンディングノート

それぞれおすすめのサービスを紹介します。

7-1.生前整理におすすめサービス3選

生前整理業者をうまく活用するにはコツがあります。

それは、3社を目安に相見積もりをとることです。

相見積もりをとることで相場がわかり、各業者間で料金やサービス内容を比較できます。

明らかに安すぎたり、高すぎる料金を提示してくる業者は悪徳業者や詐欺の可能性があるので注意してください。

私がおすすめの業者は以下の3つです。

それぞれ紹介します。

①遺品整理プログレス

※「遺品整理プログレス」より

遺品整理プログレス』は利用者件数No.1の生前整理業者です。

全国対応かつ、365日年中無休で対応しており、いつでもどこでも生前整理を行うことができます。

また、整理から、その後の不用品のリサイクルや、買取まで一気通貫で行ってくれるので一番のおすすめです。

遺品整理プログレス基本データ
運営会社株式会社プログレス
対応地域全国
料金35,000(1K)~
公式サイト遺品整理プログレス

②みらいプロセス

※「みらいプロセス」より

みらいプロセス』も全国対応かつ、年中無休で対応してくれる生前整理業者です。

特徴としては、生前整理だけでなく、その後の相続や、不動産の売却まで相談することができます。

相続などの対応をお願いしたい、もしくは、生前整理だけでなく、不動産の売却などを検討している場合は、みらいプロセスを選ぶようにしましょう。

また、値段は1K24,000~と、プログレスよりも価格が抑えられています。

みらいプロセス基本データ
運営会社株式会社modecas
対応地域全国
料金24,000(1K)~
公式サイトみらいプロセス

③オコマリ

※「オコマリ」より

オコマリ』の最大の特徴は、下見不用かつ、部屋の間取りごとに価格が決まっており、追加料金が発生しません。そのため、処分したい不用品の量が多い場合は、他の業者よりも安く済む可能性があります。

なぜかというと、同じ部屋の広さでも、処分したい不用品の量や種類によって料金が大きく変動するためです

また、最短で14日前に申し込むと、早割が適用され、最大で12,000円割引されます。

整理したい家財の数が多い人におすすめの生前整理業者です。

オコマリ基本データ
運営会社株式会社modecas
対応地域全国
料金69,800(1R・1K)~
公式サイトオコマリ

7-2.エンディングノートのおすすめアプリ2選

エンディングノートは紙のノート形式が主流ですが、最近ではスマホのアプリなども出てきました。

しかし、エンディングノートのアプリは短期間でサービスが終了してしまうことも多いです。また家族にパスワードを伝えておく必要があります。

なので、アプリだけでは物足りないというのが率直な意見です。

そのためアプリはメモ代わりに使い、別で家族に共有する用ためのノートを作っておくことをおすすめします。

 

ノートは無料配布のものを利用しよう

最近では葬儀の見積もりやセミナーなどでエンディングノートを配るところも増えてきました。

説明を聞きに行くついでに、資料を取り寄せてエンディングノートをゲットしましょう。

※「小さなお葬式」より

小さなお葬式」に資料請求をすると、全員にエンディングノートをプレゼントしてくれます。

なので、今回は、メモにおすすめのエンディングノートアプリを紹介します。

①エターナルメッセージ


※「エターナルメッセージ」より

エターナルメッセージ』は株式会社エターナルが運営しているエンディングノートアプリです。

このアプリの最大の特徴は、メモだけでなく家族に向けて最大二本まで動画をメッセージとして残すことができます

さらに動画に加えて、アプリ内に写真アルバムも作成できるので日々の思い出を写真と一緒に記録できます。

ノートの方も項目別の質問を答えるだけで、エンディングノートが完成します。なので、初めてエンディングノートを書く方でも簡単に作成することができます。

公式サイト:エターナルメッセージ

②100年ノート

※「100年ノート」より

100年ノート』はシニアライフを応援する情報誌「はいから」の編集部が運営しているアプリです。

シンプルな設計になっていて、家族や周りの方に残しておきたい情報を手軽に記録することができます。

文字以外にも、写真や音声を残すことができます。そのためメモとして利用する分には十分です。

エンディングノートの利用や保管は無料ですが、利用している方が亡くなってしまった場合、記載されていた内容の情報開示を求める場合、32,400円の手数料が発生するので注意してください。

公式サイト:100年ノート

最後に

終活とは、自分の最期と向き合うことによって、現在~最期までの人生をより良いものにするための活動です。

終活を行うにあたって、ファーストステップにおすすめのサービスは以下の5つです。

生前整理

エンディングノート

終活を通して、あなたが最高の人生を送れることを陰ながら祈っております。

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