無料で使えるエンディングノートを紹介|迷わない書き方を徹底解説

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エンディングノート 無料

「エンディングノートを無料で書きたい!」「エンディングノートはどこで無料ダウンロードできるの?」など無料のエンディングノートについて気になっていませんか。

このページでは、終活アドバイザーとして300人以上の終活をサポートしてきた私が、無料のエンディングノートと、終活について以下の順で紹介していきます。

  1. エンディングノートとは何か?
  2. エンディングノートの書き方
  3. エンディングノート以外の終活
  4. その他の終活の種類

この記事を読めば、エンディングノートについての知識を得られて、無料でエンディングノートを書くことができます。

<エンディングノートを無料でダウンロード>

以下からエンディングノートをダウンロードできます。

また、上記のエンディングノート以外にも、地域によってはエンディングノートを無料でダウンロードできます。

もし、自分の住んでいる地域があれば、こちらもおすすめです。

また、茅ヶ崎市pdfファイルなので、専用のソフトをダウンロードするか、印刷しないと書けないので注意しましょう。

地域別エンディングノート

東京都

神奈川県

大阪府

滋賀県

福岡県

  • 宇美町のエンディングノートはこちら!
    おぼえ書き

次の章では、エンディングノートについて解説していきます。

1. エンディングノートとは何か?

エンディングノートとは、人生の最後を迎えるのに備えて、自身の希望を書き留めておくノートのことです。

具体的には、自分の財産・貴重品の情報や、介護になった際どうしてほしいのか、葬儀の希望などを書き留めておくことです。

この章では、エンディングノートについて以下の順で説明していきます。

  • なぜエンディングノートを書くのか
  • エンディングノートと遺言書の違い
  • エンディングノートに書いておくべき5つのこと
  • エンディングノートは無料でも大丈夫!

それでは、上から順に説明していきます。

1-1. なぜエンディングノートを書くのか

エンディングノートを書く理由は、自分の生前の思いを伝えることにあります。

ですから、エンディングノートでは、介護や葬儀についてのこと・自分の資産についてだけではなく、家族や親しい人に普段は言えないようなことを書き、感謝の思いを伝えることも大事です。

そのため、エンディングノートの役割は遺書と同じです。

1-2. エンディングノート(遺書)と遺言書の違い

エンディングノート(遺書)と遺言書の大きな違いは、法的拘束力があるかないかと書き方の点に違いがあります。

主な違いを表でまとめました。

←スマホの方はスクロールできます→

 エンディングノート(遺書)遺言書
内容好きなことを書いてよい主に遺産相続について
書き方自由に書いてよい法律で決められた書き方
費用0円~数千円数千円~数十万円
法的効力なしあり

このように、エンディングノートは遺書と同じですが、遺言書とは違うことに注意しましょう。

より詳しく、遺言書について知りたい方はこちらの「種類別遺書・遺言書の書き方と全知識」をご覧ください。

1-3. エンディングノートに必ず書いておきたい5つのこと

エンディングノートの書き方や内容は自由ですが、必ず書いておくと良いことが5つあります。

その5つについて、下に簡単にまとめました。

エンディングノートに書いておきたい5つのこと

  • 基本情報:自分に関すること ex)生年月日、住所など
  • 資産:不動産や株の情報、銀行口座の預貯金、借金など
  • デジタル関連の情報:パソコンの暗証番号、SNSのアカウント情報
  • 医療・介護:延命処置についてや、施設に入るかなど
  • 葬儀・お墓:葬儀の希望やお墓の希望

このような情報を1つのノートにまとめて書いておくことで残された家族がとても楽になります。

より詳しい書き方は「2章. エンディングノートの書き方」で説明しています。

1-4. エンディングノートは無料でも大丈夫!

エンディングノートは、有料のものもありますが、お金をかける必要はないです。

なぜなら、無料のエンディングノートでも、書くべき内容は抑えられているからです。

また、word形式のエンディングノートであれば、何度でも書き直せるのでとても楽に書くことができます。

以下から「エンディングノート」をダウンロードできます。

次の章では、エンディングノートの書き方について解説します。

2. エンディングノートの書き方

エンディングノートの書き方は自由ですが、書くべきポイントを押さえることで良いエンディングノートになります。

基本の書かなければいけないポイントをしっかりと抑えることで、家族や親しい人に、自分の思いを伝えることのできる良いノートになります。

以下が書くべき5つのポイントです。

エンディングノートに書いておきたい5つのこと

  • 基本情報:自分に関すること ex)生年月日、住所など
  • 資産:不動産や株の情報、銀行口座の預貯金、借金など
  • デジタル関連の情報:パソコンの暗証番号、SNSのアカウント情報など
  • 医療・介護:延命処置についてや、施設に入るかなど
  • 葬儀・お墓:葬儀の希望やお墓の希望

この5つのポイントを押さえて書くだけで、より良いエンディングノートに近づきます。

それではこの5つを詳しく説明していきます。

2-1. 基本情報を書く

まずは、自分に関する基本情報を書きましょう。

具体的には、以下の6つが代表的です。

  • 名前
  • 生年月日
  • 住所
  • 本籍地
  • 血液型
  • 免許証・保険証の場所

名前や生年月日は知っている人も多いですが、本籍地などは意外と知られていないので、忘れずに書きましょう。

基本情報の書き方の例

←スマホの方はスクロールできます→

名前〇〇 〇〇
生年月日19〇〇年 ◯月 ◯日
住所〒1〇〇-〇〇〇〇     東京都 〇〇区 〇〇 0-0-00
本籍地〒1〇〇-〇〇〇〇     東京都 〇〇区 〇〇 0-0-00
血液型A型
 免許証・保険証の場所財布

基本情報は調べなくても書ける項目が多いので、最初に書くことをおすすめします。

2-2. 資産について書く

エンディングノートに資産について必ず書くようにしましょう。

資産に関しては、次のようなものを書きましょう。

  • 不動産
  • 預貯金
  • クレジットカード
  • 借金
  • 年金
  • 保険

資産を書くうえで重要なのは、プラスの資産だけでなく、マイナスの資産もしっかりと書くことが必要です。

なぜなら、家族に隠れて株の取引きなどをしていた場合、もしもの時に家族がその負債を抱えてしまう可能性があるからです。

残された家族に迷惑をかけないために、全ての資産を書きましょう。

預貯金の書き方の例

←スマホの方はスクロールできます→

金融機関〇〇銀行
支店名〇〇支店
種類〇〇預金
口座番号〇〇〇〇〇〇
口座名義〇〇〇〇 〇〇〇〇

2-3. デジタル関連の情報をまとめる

デジタル終活という言葉が最近あるように、デジタル関連の情報をまとめておきましょう

デジタル終活とは

「パソコン・スマホ等の電子機器内のデータ及びインターネット上にあるデータ(あわせて、「デジタル遺品」とします)に対する死後の取り扱いについて考える活動」のこと。

つまり、「デジタル遺品に対する死後の取り扱いについて考える活動」が「デジタル終活」と考えてください。

引用:日本デジタル終活協会

もし、あなたがfxといったネット上での取引をしていた場合、残された家族はそれによって負債を抱えるかもしれません。

そのような迷惑をかけないためにも、スマホ・パソコンやネット上のサービスのパスワードなどを書きましょう。

また、デジタル終活はサービスを利用し、ネット上に遺品として、画像や動画などを残すことも含みます。

デジタル関連の情報をまとめた書き方の例

←スマホの方はスクロールできます→

スマホパスワード:〇〇〇〇〇〇〇〇
パソコンパスワード:〇〇〇〇〇〇〇〇
LINEID:〇〇〇〇〇〇 パスワード:〇〇〇〇〇〇〇〇
FacebookID:〇〇〇〇〇〇 パスワード:〇〇〇〇〇〇〇〇

2-4. 医療・介護について書く

突然入院することになったり、介護が必要になることもあるので、医療・介護についての情報は必ず書きましょう。

具体的には、以下の7つを書くことが重要です。

  • アレルギー
  • 持病
  • 常備薬
  • かかりつけの病院
  • 延命治療・臓器提供の希望
  • 誰に介護して欲しいか
  • 施設に入りたいか

特に下3つは、書いておくと家族が重い決断をしなくて良いので、ぜひ書きましょう。

また、医療・介護に関して書くときは、家族と一緒に書くと、意見が合うのでおすすめです。

医療・介護についての書き方の例

←スマホの方はスクロールできます→

アレルギー〇〇アレルギー
持病なし
常備薬なし
かかりつけの病院〇〇〇〇病院
延命治療の希望希望しない
臓器提供の希望希望する
誰に介護してほしいか息子夫婦
施設に入りたいか希望しない

2-5. 葬儀・お墓について書く

葬儀や、お墓については生前に自分の希望を考えておくことが重要です。

具体的には、以下の4つを書きましょう。

  • 葬儀の規模・種類
  • 葬儀に呼んでほしい人
  • 契約している納骨堂はないか
  • どこに納骨してほしいか(納骨堂を契約していない場合)

あらかじめ希望を書いておくことで、残された家族はスムーズに行動できます。

さらに、生前に葬儀・お墓を決めておくと、節税できるのことを覚えておきましょう。

葬儀・お墓についての書き方の例

←スマホの方はスクロールできます→

葬儀の規模・種類家族葬・小規模
葬儀に呼んでほしい人〇〇 〇〇/〇〇 〇〇/〇〇 〇〇
契約している納骨堂なし
どこに納骨してほしいか〇〇霊園

次の章では、エンディングノート以外の終活について紹介します。

3. エンディングノート以外の終活

エンディングノートを書くことは、終活の一部です。

そのため、あなたがエンディングノートを書くタイミングが、終活を始める絶好の機会といえます。

そこで、エンディングノート以外にやるべき4つの終活を紹介します。

  • 生前整理
  • 遺言書を書く
  • お墓の準備
  • 葬儀屋を選んでおく

それでは、上から順に解説していきます。

3-1. 生前整理

生前整理とは、生きている間に自分自身の死後を考えて、回りのものや、財産の整理を行うことです。

生前整理をしておくことで、遺族が行う遺産整理・相続の負担を減らすことができます。

さらに、不用品を売ることで、お得に処分することができます。

生前整理について詳しく知りたい方はこちら!「生前整理の始め方ガイド|そのメリットや進め方、コツなどを徹底解説

3-2. 遺言書を書く

エンディングノート(遺書)を書いたら、遺言書も書いておきましょう。

遺言書は、法的な効力があるため、相続に関することを書くことによって、遺族が相続で揉めることを防げます。

そのため、遺言書を自分で書くか、専門家と一緒に書きましょう。

遺言書の作成を頼める、おすすめの専門家はこちら

遺言書についてさらに詳しく知りたい方はこちら!「もう迷わない!種類別遺書・遺言書の書き方と全知識

3-3. お墓の準備

お墓は生前に購入しておくと、相続税の課税対象にならないため節税することができます

お墓は相続税法第12条の非課税財産にあたり、生前に購入しておくことで課税されることはありません。

お墓の全国の平均相場は100~200万円となり、生前に購入しておくと数十万円分の節税になります。

全国で利用できるおすすめの石材店・メモリアル事業者はこちら

お墓についてさらに詳しく知りたい方はこちら!

3-4. 葬儀屋を選んでおく

葬儀屋を選ぶ際最も重要なことは「対応の速さ」です。

急に不幸が起きた際、すぐに葬儀屋さんが駆けつけてくれるとかなり安心でき、葬儀屋の中には365日24時間対応しているところも数多くあります。

「対応の速さ」で葬儀屋を選ぶことは重要です。

おすすめの葬儀仲介サービス3選

4. その他の終活の種類

先ほど紹介した物の他にも、やっておいた方が良い終活があります。

もし、あなたが「もっと終活をしたい!」と思ったら、以下の3つの終活もやりましょう。

  • 不要な保険を解約
  • 保険料控除で節税をする
  • 生前贈与で節税する

それでは、上から順に紹介します。

4-1. 不要な保険を解約

不要な保険を解約することで、今まで払ってきた保険金が戻ってくることがあります

これを解約返戻金といいます。

主に終身保険や、養老保険、学資保険などにある制度です。

例としては、25歳から終身保険に入っていて月額10,000円払っていたとすると図のようになります。

出典:「終身保険ライズ」シミュレーション

払込が終わる55歳には払戻率が110%になり、必要ない保険であればその先も払い続けるより解約し、払戻金を受け取ったほうがお得になります。

保険の見直しを考えている方は、『保険見直しラボ』がおすすめです。

今なら無料保険相談をするだけでプレゼントももらえます。

4-2. 保険料控除で節税をする

生命保険・介護医療保険・個人年金保険に入ると支払った保険料の一定額が控除の対象となり、所得税や住民税が安くなり、節税になります

←スマホの方はスクロールできます→

年間の支払保険料等控除額
20,000円以下支払保険料等の全額
20,000円超 40,000円以下支払保険料等×1/2+10,000円
40,000円超 80,000円以下支払保険料等×1/4+20,000円
80,000円超一律40,000円

このように、早くから終活として保険に入ることで節税になるのです。

保険や控除について詳しく知りたい方はこちら

4-3.生前贈与で節税する

生前贈与をすることで、年間110万円までは税金が控除されます。

単純な例で示すと、生前に5年間に渡って年100万円を贈与した場合と、相続の際に基礎控除を除いて500万円の現金を相続する(税率10%)場合で考えてみます。

←スマホの方はスクロールできます→

 相続財産税額
年100万円を5年間生前贈与した場合500万円0円
普通に相続した場合500万円50万円

このように、50万円分の節税につながるのです

また、110万円までであれば、何を贈与しても良いのも特徴です。

より詳しく相続税について知りたい場合は、税理士に相談するのがおすすめです。

税理士選びをしてくれるサイトの「税理士ドットコム」がおすすめです。

税理士に相談して、相続税を節税しましょう。

まとめ

ここまで、無料のエンディングノートについて紹介してきましたが、いかがでしたか?

まとめると、エンディングノートはお金をかける必要はないので、以下からダウンロードしましょう。

そして、エンディングノートに書くべき内容は以下の通りです。

エンディングノートに書いておきたい5つのこと

  • 基本情報:自分に関すること ex)生年月日、住所など
  • 資産:不動産や株の情報、銀行口座の預貯金、借金など
  • デジタル関連の情報:パソコンの暗証番号、SNSのアカウント情報
  • 医療・介護:延命処置についてや、施設に入るかなど
  • 葬儀・お墓:葬儀の希望やお墓の希望

また、エンディングノートは終活の一部なので、以下の終活も始めることをおすすめします。

  • 生前整理
  • 遺言書を書く
  • お墓の準備
  • 葬儀屋を選んでおく

あなたがすばらしい人生が過ごせることを陰ながら願っております。

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