
「20代で終活って早すぎる?」や「20代で終活を始めるなら何をすればいいの?」など20代の終活について気になる人も多いのではないでしょうか?
終活を始める時期に早すぎるということはなく、思い立ったらすぐにでも始めることをおすすめします。
20代という若いうちから最適な終活を進めるために、やるべきことをしっかりと理解する必要があります。
そこで、このページでは終活アドバイザーとして100人以上の20代にアドバイスをしてきた私が「20代で終活を行うべき理由」や「具体的にどんなことをするのか」について以下の順で説明していきます。
このページを読んで、今日から終活を始めてみましょう。
0. 全世代向け終活のやるべきこと
終活とは、自分の死と向き合い、人生の終わりに向けて様々な準備をすることを言います。
これは、決してマイナスなことではなく残りの人生をより良いものにするための活動です。
具体的には、以下のような活動をすることです。
自分のための終活の具体的な例
- エンディングノートの作成
- 生前整理(断捨離)
- セカンドライフ設計
- 遺言書の作成
- 葬儀・葬式の検討
- お墓の購入
- 生命保険などの保険に加入
- 相続の検討 etc.
これらの他に、終活には30以上のやるべきことがあります。
終活について、より詳しく知りたい方は『終活とは?最高の人生を送るための必要な全知識』をご覧ください。
1. 20代で終活を始めるメリットとその理由
終活は早く始めるとその分メリットがあるので、始める時期が早すぎるということはありません。
先に終活を始めることで、ほかの人から抜け駆けして、同世代よりもたくさん得をすることができます。
例えば、20代で終活を始めることでちょっとした生活費が浮いたり、50代60代に入ったとき保険の解約金で得することができます。
20代で終活するメリット
- 断捨離をすることでお小遣い稼ぎになる
- 保険に入ることで老後のお金を確保できる
- 将来設計が上手にできるようになる
それでは、上記の3つを詳しく説明していきます。
1-1. 断捨離をすることでお小遣い稼ぎになる
フリマアプリで不要なものを売ることでお小遣い稼ぎをすることができます。
引用:「メルカリ」
終活の一環として断捨離があり、フリマアプリなどで不要なものを売ることも断捨離にあたります。
断捨離とは
生活に不要なものを減らし、生活をよりシンプルにすることの総称です。終活においては、生前整理とも呼ばれます。
フリマアプリで着ていない服や使ってない電子機器などを売ることで、そのお金を日々のコンビニでの買い物などに使うことができます。
1-2. 保険に入ることで老後のお金を確保できる
20代で保険に入ることで、50代60代になったときそれを解約することで老後の資金にすることができます。
例えば24歳の男性が60歳まで約5000円/月払う生命保険に加入したとすると、下の図のようになります。
引用:「オリックス生命 シミュレーション」
60歳まで死亡・障害保険が続きながら、60歳でこの保険を解約すると払ったお金の110%が返ってくる仕組みになっています。
保険に入りながら、貯金の役割にもなり、さらには110%プラスになってお金が戻ってくるのでとてもお得です。
1-3. 将来設計が上手にできるようになる
20代の終活は、死に向かっていく準備するというよりも、今後どう生きていくかについて考えることが重要です。
終活として、いらないものを処分したり、保険に入ったりすることで自分の将来について考えるきっかけになります。
ファイナンシャルプランナーに、ライフプランを相談することもできます。
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また、エンディングノートではないですが、目標を書き留めるノートをしっかりと作ることで今後どう生きていくか明確になってきます。
その結果より楽しく生きるために必要なことがわかり、人生にゆとりがでます。
これまでの20代で始める終活のメリットをふまえて、20代が必ずやるべき終活について説明していきます。
2. 20代の終活|絶対にやるべき4つのこと
20代でやるべき終活の内容の基本的なことは、メリットとともに1章で説明しました。
ここでは、1章で説明した内容の詳しいやり方や上記にない内容に関して説明していきます。
- 断捨離
- 保険に加入
- エンディングノートを書く
- デジタル終活をやる
それでは、上記の4点について説明していきます。
2-1. 断捨離
断捨離とは、不要なものを捨てて生活をよりシンプルにすることで、終活では生前整理とも呼ばれます。
特に、20代で断捨離をする際に重要なことは、「ときめくか、ときめかないか」です。
これは、世界で最も影響力のある100人に選ばれた近藤麻理恵さんの「人生がときめく片付けの魔法」に書かれているやり方です。
この本の中で断捨離する際に重要とされていることがあります。
こんまり流モノの捨て方
- 理想の暮らしを考えて、そこに向けて片づけをする
- 触った瞬間に「ときめき」を感じることができるかでモノを捨てる
- 「何を捨てるか」ではなく、「何を残すか」という視点で片づける
- カテゴリー別にモノを捨てるetc.
参考:「KONMARI」
このように、断捨離をする際にこんまりメゾットを取り入れると、より楽しく、簡単に断捨離ができます。
2-2. 保険に加入
20代のうちに保険に入ることで万が一のために備えられ、老後の資金になります。
20代だと、まだ元気だし保険に入る必要ないと考えがちですが早いうちに保険に入るべきです。
20代で保険に入るべき理由は大きく分けて3つあります。
- 老後の資金になる
- 保険料が安い
- 病気による加入制限が少ない
この3つを説明していきます
老後の資金になる
保険は、病気などの時にお金の負担を減らすことができるだけでなく、貯蓄の側面も持ち合わせています。
例えば、低解約返戻金(へんれいきん)型終身保険という保険があり、解約せず保険料を25~35年ほどの期間払い続けたとします。
すると、下の図のように、解約時に払った総額よりも多くの返戻金を受け取ることが可能です。
引用:「オリックス生命 シミュレーション」
万が一の保証になるだけでなく、貯金にもなり、老後の資金の足しにもなります。
保険料が安い
保険料が安くなるのは、若く健康な20代の特権です。
特に生命保険は加入時の年齢が低ければ低いほど、保険料が安くなる仕組みになっています。
40代と比べると保険料が2割から3割安くなっています。
生命保険は安く入れる20代がおすすめです。
病気による加入制限が少ない
20代で保険に入る際は加入制限に引っかかることが少なく入りやすいのでおすすめです。
保険は健康状態が良くないと入りにくくなってしまうからです。
がん保険なども一度がんになったことがある人が加入するのには制限があったりします。
健康な若い20代は制限なく保険に加入できることが多いです。
2-3. 20代のためのエンディングノート
20代のエンディングノートは、残りの人生設計を計画することに意味があります。
エンディングノートと聞くと「死」への準備と考えがちですが、20代ではむしろ将来を見据えたものになります。
20代だと、この先50年以上生きていくことになり、この先の生き方が重要になってくるからです。
一般的なエンディングノートの書き方は下の図の通りです。
←スマホの方はスクロールできます→
名前 | 終活 太郎 |
生年月日 | 1948年12月19日 |
趣味 | 野球観戦 |
かかりつけの病院 | ○×病院 ○○先生 |
葬儀について | 葬儀は家族葬にしたい |
墓地について | ○×市の○○霊園にしたい |
これが、一般的なエンディングノートに書き込む内容です。
しかし20代で書くべき内容は少し変わります。
20代のエンディングノートに書くべき内容を説明していきます。
自分の情報
エンディングノートに、自分の情報を書きましょう。
自分がどこの生まれかや、どんな学校に通い趣味は何かなど細かくかくことができるとよいです。
知らない人が見てもわかるように書くことを心がけましょう。
生きてるうちにやりたいこと
今後人生を歩んでいくうえで、やり残したことがないように「やりたいことリスト」を作成しましょう。
何かに書き込むことで、本当にやりたいことがわかるようになるからです。
また、歳をかさねてからやりたいことが増えるかもしれないです。
増えたら、書き足してやりたいことの1つが終わったら消すと、より分かりやすくなります。
人生設計について
人生設計について、しっかりと書けるとよいです。
この先50年生きていくうえで、どのくらいのお金が必要になるのかだったり、今の仕事をどのくらい続けるのかなど計画を立てましょう。
すると、どう生きていくのかが明確になるためおすすめです。
2-4. 今注目のデジタル終活のやり方
20代からやっておきたい終活の1つにデジタル終活があります。
デジタル終活とは
「パソコン・スマホ等の電子機器内のデータ及びインターネット上にあるデータ(あわせて、「デジタル遺品」とします)に対する死後の取り扱いについて考える活動」のこと。
つまり、「デジタル遺品に対する死後の取り扱いについて考える活動」が「デジタル終活」と考えてください。
引用:日本デジタル終活協会
デジタル終活は以下の3点を主に行います。
- パソコンやスマホの情報
- SNSなどのアカウント情報
- 写真などのデジタルコンテンツ
それでは、説明していきます。
パソコンやスマホの情報
パソコンやスマホの暗証番号は、デジタル時代の今、人が亡くなったときに1番わからなくて困るものの一つです。
デジタル遺品を整理したくても、そこでパソコンやスマホに入ることができないというのがよくある例です。
エンディングノートなどの自分しか生きている間は見ることのできないものに書いておくと、いざ亡くなったときに遺族が困ることは少なくなります。
SNSなどのアカウント情報
若い人は特に、SNSを多く利用しており、そこへのログイン情報をノートなどに記述しておくことがおすすめです。
今の時代、さまざまな情報がtwitterやfacebookと連動しており、亡くなった後もSNSのアカウントが野放しにされているとリスクが増えます。
また、家族に内緒で投資をしていた場合も同様に、放っておくと莫大な損失が生まれる可能性も考えられます。
遺族が困らないためにも、アカウントの情報はまとめておくべきです。
写真などのデジタルコンテンツ
写真は、亡くなった本人だけでなく家族の思い出として共有するべきものです。
また、親しい友人との思い出の写真を亡くなった後共有するのは難しいです。
今からでも、思い出の写真や旅行などの写真をフォルダ分けしたり、友人に共有しておくとよいでしょう。
ここまでは、20代でやるべき4つのことについて説明してきましたが、次の章では20代の終活をお得に進める方法を紹介していきます。
3. 20代の終活はお小遣い稼ぎになる!
断捨離をしていく中でフリマアプリで不要なものを売ることでお小遣い稼ぎになります。
20代の強みとして、デジタル関連の情報に強いことがあげられるからです。
それでは、フリマアプリでの節約の仕方を説明していきます。
3-1. 断捨離にはフリマアプリがおすすめ
20代の終活で断捨離をしていくとなったときフリマアプリがおすすめです。
その理由には以下の4つがあります。
- 売るのが手間いらず!
- 好きな値段をつけることができる
- ユーザー数が多い
- お小遣い稼ぎになる
順に説明していきます。
売るのが手間いらず
フリマアプリの特徴のひとつに簡単に出品できる点があります。
多くのフリマアプリが写真を撮り値段を決め出品ボタンを押すだけで出品ができるようになります。
リサイクル店などにわざわざ手間をかけていく必要がありません。
好きな値段をつけることができる
フリマアプリでは好きな値段をつけることができます。
多くのリサイクル用品店では、そのものの価値というのをあまり見ないで、かなり安い値段で買い取られてしまうことがあります。
しかし、フリマアプリでは自分で相場を調べ、適正な価格で売ることができるので損することがありません。
ユーザー数が多い
1番人気のフリマアプリの「メルカリ」では月間の利用者数が1450万人もいます。
このように、ユーザー数が多いので「こんなもの売れないかも…」といった物も買い手が見つかりやすいのが特徴です。
また、出品するユーザーも多いですが、買い手のユーザーのほうが多いので売れやすいのも良い点です。
お小遣い稼ぎになる
出品して売ることができると、そのお金は自分の好きなものに使うことができます。
フリマアプリ内でそのお金を使うこともできます。
また、売上金を現金に換えることもできて、ちょっとしたお小遣いになるのでおすすめです。
3-2. フリマアプリはメルカリがおすすめ
フリマアプリをいざ使うとなったら「メルカリ」がおすすめです。
引用:「メルカリ」
メルカリは利用者数が日本で一番多いフリマアプリになります。
また、『メルカリで売ったら?』などよく耳にするくらい生活に浸透しているのもその証拠です。
ではなぜメルカリがおすすめなのか説明していきます。
利用者数が多い
上でも説明しましたが、利用者数が最も多いアプリになります。
ひと月に利用している人の数は1450万人いて、年間の取引額は4902憶円となっています。
また、テレビの企画などでも取り上げられ、利用者が多い分、「こんなものが売れるの?」といったものまで売れるのが特徴です。
「メルペイ」というキャッシュレス決済を使う
「メルペイ」とは、メルカリが運営しているキャッシュレス決済のことです。
キャッシュレス決済ってなに?
キャッシュレス決済とは、現金を使わずに支払いをすることを言います。クレジットカード決済、電子マネー(Suica,PASMOなど)、スマートフォン決済などがその例です。
「メルペイ」に登録することで、メルカリでの売上金をそのままスマホ決済することができます。
メルカリで断捨離をしてできたお金をそのまま、コンビニでお昼ごはんを買う際に使ったりできます。
また、現在5%還元キャンペーンを行っており、購入金額の5%が戻ってきてお得です。
まとめ
20代の終活についてここまで説明してきました。
終活は早く始めるに越したことはなく、様々なメリットがあります。
20代の終活のメリットとやるべきことをもう一度振り返ります。
20代の終活|メリット
- 断捨離することで、お小遣い稼ぎになる
- 保険に入ることで、老後の資金になる
- 将来設計が上手になる
20代の終活|やるべきこと
- 断捨離を始める(メルカリなどフリマアプリを活用)
- 低解約返戻金(へんれいきん)型終身保険などの保険に入る
- エンディングノートを書く
- デジタル終活をする
あなたが最高の人生を送れることを陰ながら願っております。
